静岡の伊東でお勉強合宿をしたら楽しすぎて死にました（訃報）
概要
サイコーの友達と伊東の山喜旅館で勉強合宿するといっぱい勉強できるし伊東市は良いところだしで最強だぜ！
また行きたいにゃもね。
はじめに
去年辺りから開発合宿の記事をよく見かけるようになった。 開発のために合宿するなら勉強のために合宿するのも良いだろうということで、 2018/04/07 の土曜日から伊東市で一泊二日の勉強合宿を行った。 この勉強合宿が良かったので、この記事で以下の 3 つについてお話をしたい。
- 勉強合宿のよかったところ
- 勉強合宿をうまくやるために必要だと感じたもの
- 伊東市の良いところ
最初に、実施した勉強合宿の詳細について説明する。 今回は伊東市の山喜旅館と言う所で実施した。 設備などの詳細は次節で述べるが、山喜旅館はとにかく良いので皆さん利用しましょう。
次に、勉強合宿のよかったところを述べる。 ぶっちゃけ「いっぱい勉強できた！」しか言っていない。
更に、勉強合宿をうまくやるために必要だと感じたものについて説明する。 「サイコーの友達がいればなんとかなるぜ！」みたいなことを言っている。
ついでに伊東市の良いところを褒める。 飯がうまいのが良いと言っている。伊東市は横浜より都会だと思っている。
最後に軽く記事をまとめる。 「サイコーの友達と伊東の山喜旅館で勉強合宿するといっぱい勉強できるし伊東市は良いところだしで最強だぜ！横浜はダメだ！」がまとめになる。
図1: 合宿に行く合宿に行ったメンバー
勉強合宿の詳細
場所
今回の勉強合宿は 20 代の成人男性 4 人で、静岡県伊東市の山喜旅館で行った。 帰りの道中のBECK'S COFFEE SHOP 伊東店、特急「踊り子」車内、および神奈川県横浜市の CIMOLO CAFE でも勉強をした。
図2: 山喜旅館のおばちゃんが頑張って書いてくれた団体名（頑張って一行に収めようとしたが無理だったらしい。ごめんなさい）
勉強対象と方式
統計学を勉強対象とし、以下の参考書を用いた。
参加者は別々の章を担当し、重点的に勉強していった。 章を読み進めていく中で、「何かを理解したらみんなで共有する」「おもしろそうなものを見つけたらみんなに教えてみんなで議論する」というのを共通の目標にした。
設備
ホワイトボード
ホワイトボードは参加者全員で議論をしたり、知見の共有をしたりするのに使った。 山喜旅館にお願いした結果、部屋にホワイトボードを置いてもらえた。 マーカーのインクが切れた場合は旅館の受付に持っていくと新しいのをくれる。 古めの和室にホワイトボードが置いてあるので異物感がすごかった。
図3: ホワイトボードが置いてある古めの和室に置いてあるホワイトボード
iPad と Apple Pencil とノートパソコン
喫茶店や特急の中で議論や知見の共有をするのに使った。 iPad とノートパソコンを USB ケーブルでつなぐと、ノートパソコンの QuickTimePlayer で iPad の画面を表示できる。 発表者が手元の iPad をホワイトボード代わりに使い、他の参加者がパソコンの画面を見るようにするととても楽。 狭いスペースでも議論や知見の共有ができる。
図4: iPad の画面を MacbookPro で表示している様子（を iPhone で雑に撮影した雑な写真）
ニンテンドー Switch
休憩がてらみんなで遊ぶのに使った。 星のカービィスターアライズとマリオカート8をした。
合宿の息抜きとしてカービィをする場合、ボスラッシュモードをみんなで遊ぶのが良い。 10分くらいでサクッと息抜きできるからだ。
マリオカートは基本的に運ゲーのクソゲーなので、そのつもりで遊ぶと良い。 今回は 4 人でドッカン！ボムへいをやった。 これはスゴいクソゲーなので、よっぽど疲れた時以外はやらないほうが良い。
図5: 星のカービィスターアライズという神ゲーをプレイする合宿参加メンバー + 旅館に遊びにきてくれた友人
勉強合宿の良かったところ
だいたいこういうのは 3 つ上げておけば良い。3 つより少ないと寂しいし、3 つより多いと鬱陶しいので。 以下の 3 つをとりあえず良かったところとする。
- 集中力が持続した
- 意味のないところでハマらないようになった
- 根気強く読めた
集中力が持続した
普段家でひとりでやる勉強よりも明らかに集中力が持続した。 僕個人の意見としては以下の 2 つが主な理由であるように思う。（これは 3 つより少ないので寂しい）
- 旅館にいるから
- 友人といるから
旅館にいると好き勝手勉強してても時間になると飯が出てくるし、なんなら飯を食っている間に布団がたたまれていたりする。 家事をやる必要が無いので注意が逸れないのかも。
友人といると、ちょっと伸びをしようと本から顔を上げたときなんかに、真面目に勉強している友人の姿が目に入る。 そうすると「よっしゃ、もうひと頑張りするか！」となる。 家でひとりで勉強していると、本から顔を上げたときなんかにニンテンドー Switch が目に入ってしまい、ゲームを始めてしまう。最悪。（合宿は最高）
図6: 文章が多くなってきたので入れた図
思考の落とし穴にハマることが減った
ひとりで勉強していると何でもないところで詰まって 1 時間くらい考えた挙げ句、「これなんでもないところやないかーい！」と気づいて非常に嫌な気持ちになることがある。 今回の合宿中も、参考書の日本語が僕にとってわかりにくく躓きかけたが、友人に聞いたら一瞬で解決した。 こういう躓きを減らすのが案外快適に勉強する上で馬鹿にならないと思うので、これは良かった。
図7: 「それは日本語を上手く読めてないだけだゾ」と指摘してくる私の友人（実際はもっと優しい）
根気強く読めた
何でもないところで詰まるのは辞めたほうが良いが、大事そうな部分についてはちゃんと理解するまでたくさん悩んで考えるほうが良い。 今回は、「何かを理解したらみんなで共有する」「おもしろそうなものを見つけたらみんなに教えてみんなで議論する」というのを目標にしていたので、他の人に話せるくらい理解するのが目標になった。 人に話すためには一定自分が理解していないといけないので、気を抜くとついつい読み流してしまいそうな部分も注意深く読み続けることができたように思う。 また、人に話す時に何度も本を参照するので、結果として精読できるということもあった。
勉強合宿をうまくやるために必要だと感じたもの
前節で 3 つあげてしまったので、この節でも 3 つあげたい。 今回の勉強合宿は初めてにしてはかなり上手く行ったと思うので、その要因になっていそうなことをテキトー（適当ではない方の意味）に 3 つあげる。 以下 3 つ。
- 勉強が好きで仲がよい友人を集める
- 雑なニンゲンを集める
- オタクを集める
勉強が好きで仲がよい友人を集める
これは最強。 今回は勉強が好きで仲がよい友人を集めることができたので最強だった。
「勉強が好きで仲がよい友人を集める」はそもそも合宿を実施できるか否かに関わりそう。 「勉強が好きで仲がよい友人」が集まらないならそもそも勉強合宿をしないほうが良い。 「勉強が好き」と「仲がよい」だったら前者を重視すると良さそう。 勉強は嫌いだけど仲がよい人を集めて、勉強合宿でなく仲良し観光旅行になってしまうと最悪なので。
雑なニンゲンを集める
今回の合宿では「土曜の 11:00 から旅館に泊まって勉強する」ということしか決めていなかった。 結果として、あまりにも勉強が楽しいので帰りの特急の中でも勉強したし、途中横浜で降りて適当な喫茶店を見つけて勉強を続けた。 参加者は全員「最高だった」という感想を得た！ 仮に、「土曜の 11:00 に旅館にあつまり、1時間勉強した後に有名な寿司屋で食事をし……」と緻密なスケジュールを立てていたら、もしかして上手く行かなかったんじゃないだろうか。
勉強のスケジュールを立てるのは難しい。 そもそもあまり詳しくない分野だからわざわざ合宿して泊まり込みで勉強しようとしているわけで、どのくらいのスピードで勉強が進むかの見通しなんか中々立たない。 下手にスケジュールを立てて、勉強の仕方が雑になってしまっては本末転倒だ。 じっくり丁寧に勉強したいから合宿しているのだ。
そんなわけで、雑なニンゲン、ただ「一日勉強を続ける」ということで土日を潰したがるようなニンゲンを集めるのが良い。 雑なニンゲンを集めて雑にスケジュールを立てて、勉強だけ丁寧に一生懸命やれば良いと思いました。
図8: 集合時刻45分前に目的地に到着するつもりであることを合宿前日に連絡してきた雑なニンゲン。ちなみにこいつは30分遅刻した。
オタクを集める
「最尤はモットモモットモ〜〜！Wんんっ！WW」みたいなことを嬉々として喋るオタクを集めるのが良い。 こういうタイプのオタクが集まると飯時の雑談も「勉強で学んだこと大喜利」になるので、休憩しても集中の糸が切れない。 あと、こういうタイプのオタクは「温泉宿で勉強合宿します」と言えば温泉宿で勉強することだけを考えてくれる。 「せっかく来たんだし〜観光しよっ☆」みたいなことを言わないので良い。
伊東市を褒める節
この節では伊東市を褒める。 伊東市は以下の 3 つの点が非常に良かった。
飯がうまい
魚河岸と、山喜旅館と、入船で食事をした。全部うまかった。
魚河岸では海鮮丼と刺身定食を食べた。1000 円でアホみたいな量のうまい海鮮の丼が出てきた。 うまいしじみの味噌汁も出てきた。 店のおばちゃんが「こっち（伊東）は（東京より）水が美味しいからね」「魚がおいしいからね」「しじみがおいしいからね」と言っていた。 それぞれの素材の味を別々に知覚できるほど味覚が繊細でないのでわからなかったが、実際海鮮丼も味噌汁もおいしかったのでスゴイ。
図9: 魚河岸のうまそうな刺身定食。僕は食べてないが海鮮丼がうまかったので多分これもうまい。
山喜旅館では夕飯と朝食を食べた。 朝食の時に、食堂に張られていたフリードリンクの説明の紙についてやいのやいの言っていたら、旅館の人から「どこかまずいところありますか？」と言われた。 フリードリンクの説明が well defined でないみたいなクソどうでも良いことでやいのやいのしていたのでとても恥ずかしかった。 旅館の人はそんなに嫌そうな顔をしていなかったので、オタクに優しい旅館だと思った。
図10: 山喜旅館のうまい夕食。飯がうまい上に、宿泊するわけではない友だちの分も追加で作ってもらえるので神。（金は払う必要がある）
入船は伊東駅の前にある居酒屋で、船の形をした容れ物に盛られた海鮮丼がうまかった。 オタクは気持ち悪いので、「出港！W出港！W」と言ってはしゃぎながら食べていた。 雰囲気が完全に居酒屋だったので我慢できず少しだけ日本酒を飲んだ。 私が「海老はあまりにも見た目がエグいので食べたくない」みたいなことを言ってやいのやいのしていたせいで特急踊り子に乗り損ねて 1 時間ほど伊東駅の BECK'S COFFEE SHOP で勉強をする羽目になった。
図11: 入船のうまい海鮮丼。うまかった。
スクランブル交差点がある
駅前の商店街を抜けたところにスクランブル交差点があった。 スクランブル交差点は都会にしかないので、伊東は都会でスゴイなあと思った。 同じくスクランブル交差点がある渋谷は人でごった返していてクソだが、伊東はスクランブル交差点がある上にあんまり人がいないので良い。 伊東から東京へ帰る途中で寄った横浜駅では（今回散策した限りでは）スクランブル交差点が見当たらなかった。 伊東は横浜より都会だなあと思った。
駅前の BECK'S COFFEE SHOP で統計を勉強しているおじさんがいる
駅前の BECK'S COFFEE SHOP で統計を勉強しているおじさんがいた。 特急踊り子を待つのに 1 時間ほど BECK'S COFFEE SHOP で勉強をしていたのだが、僕たちの隣の席のおじさんが統計を勉強していた。 伊東は僕たちみたいな統計勉強の合宿をする人や、駅前の喫茶店で統計を勉強するおじさんなんかがいるので、よっぽど統計が流行しているんだろう。 伊東から東京へ帰る途中で寄った横浜駅では（今回散策した限りでは）統計を勉強している人が見当たらなかった。 伊東は横浜より都会だなあと思った。
おわりに
サイコーの友達と伊東の山喜旅館で勉強合宿するといっぱい勉強できるし伊東市は良いところだしで最強だぜ！
謝辞
今回の記事はちょっとむやみに長くなってしまったので、合間合間に合宿中に取った写真やしょーもない雑なイラストを入れた。 合宿中の写真を提供してくれた参加者の皆様に厚く御礼申し上げます。 しょーもない雑なイラストは僕が雑に描いた。 いつもはクソコラを作るけど、「お前のブログ漫画村〜〜！W」と怒られるのが怖いので自分で描きました。 雑なイラストを描いてくれた僕に厚く御礼申し上げます。
